グッズ紹介 北アルプス編 涸沢~北穂高岳

北アルプス編②涸沢~北穂高岳でのウェアやギアを紹介します!

 

 

今回の放送で使用された”ヘッドランプ”
安全登山の為には欠かせない装備です。

 

懐中電灯では手がふさがり、登山には適しません。

また、山小屋泊時やテント泊時、頭につけて使用できるヘッドランプはとても便利です。

 

 

では、どんな基準で選んだらいいのでしょうか?

 

近年ではLEDのヘッドランプが一般的です。

軽くて、コンパクト、省エネで、電球切れ(豆電球タイプ)の心配がありません。

 

 

ヘッドランプの選ぶにあたって、まずは以下の3点に注意しましょう。

・最大照射距離(光がどこまで届くか)

・ルーメン(光量)

・電池(バッテリー)寿命

 

 

まずは最大照射距離

 

簡単にいうとヘッドランプを照らした時の、その光が届く距離(m)です。

 

 

もし、ヘッドランプを使って、山小屋内での作業や、テント内部でのちょっとした作業のみを想定している場合、最大照射距離の長さにこだわる必要はありません。

広範囲に柔らかな光を照射するタイプを選ぶと便利です。

(こういったタイプのものは消費電力が少なく、バッテリーも長持ちするものが多いです。)

 

 

ただ、暗い所での歩行を想定するのであれば、道の先まで照らす、照射距離の長いヘッドランプが必須です。

 

 

 

次にルーメン
ヘッドランプから出る光を円錐形の筒でイメージし、その円錐形の容量をルーメンと考えます。

もちろんルーメンの値が大きな方が明るくなります。

 

「では一番明るいものがいいんですね?」

 

 

そう単純にはいかないのです。。。

 

一般的に、照射面積が広く、明るくなればなるほど、バッテリーの寿命が短くなります。

なので”必要以上に”明るく照らすヘッドランプを選んでしまうと、予備のバッテリーを多く持たなければならないなどのマイナス面も。

(テント内でのちょっとした作業でまぶしすぎる、テント、小屋の部屋などでの狭い空間で人の目を傷めてしまうなどもありうります。)

 

 

また一般的に値段が高くなってしまうのも頭が痛い所....

 

 

 

 

電池(バッテリー)寿命に関しては、前述したとおり、

一般的に照射面積が広く、明るくなればなるほど、バッテリーの寿命が短くなります。

 

 

 

その他照射モードが切り替えられるタイプや角度調節機能、防水性、バッテリー残量メーターつきなど、その他の機能とのバランスを見ることも大切です。

 

 

ここまでの説明をうけ、
「じゃあどれならいいの?」(怒)
と思ってしまいがちですが、行く場所、使用用途によってケースバイケースなのが、ヘッドランプ。

 

 
初めての方は、まずは、どのような所でどのように使うのか、また今後どんな登山を行いたいのかをはっきりしたうえで、お店で相談し、自分にあったヘッドランプを選びましょう。